昨年の雛が成長した姿になります。 以前、雛のうちから毛冠は吹いていますか?とのお問い合わせをいただいたことがありましたのでお話しさせていただきますと、私の飼育しています烏骨鶏も、雛のうちは殆ど毛冠は吹いていない普通の烏骨鶏です。 個体差はありますが、中雛、大雛、若と成長するにしたがって徐々に毛吹いて来て仕上がって来る感じです。 添付致しました画像の鶏は、写真写りで首が細そうに見えますがまずまずの太さで、成長するにしたがって更にもう少し体型は仕上がって来るかと思います。また改良中ではありますが、体毛の毛質も黄ばみが少なく、緻密に細かくなって来ましたので、この鶏達も含め数羽は次の種鶏にしようと思っています。 また、雄鶏や手元に残さない鶏はどうされますか?とのお問合せですが、手元に残さない雄鶏につきましては、不定期ですが地元の地方新聞に掲載させていただき、趣味で烏骨鶏を飼育されている方に近親交配を避けるため等の目的で御譲りしたり、後の殆どは、私が日本鶏飼育を再開しましたので、知人の方々が何度か自宅に訪問されますので、その際に御譲りして管理出来る範囲の羽数に調整しています。 今年も品評会へは見学やお手伝いに行くことはありますが、出品や会場での即売は特に考えていませんので、画像の鶏達も初産を産む頃には他の種鶏同様、視界を良くするために見栄えは悪くなってしまいますが毛冠をカットします。 毛髭種の烏骨鶏を飼育されている方で生体の健康維持や受精率向上のために毛冠カットをする方結構いるかと思います。地元の知人にも白に負けない大変素晴らしい毛冠をした黒烏骨鶏を飼育されている方おりますがそうされています。 個体によってはそのままにしておくと、餌食いが悪く成長不良になってしまったり、部屋を変えたり、密飼いにすると落としてしまうことがありますので注意しています。 一見して、ただ毛冠の大きな烏骨鶏はよく見かけますが、そこにも突き詰めるとピンからキリまであって、意外と毛が粗かったり、尾や脚毛に平羽が多く純白さに欠けるものだったりと難しいです。異血としてシルキー系を入れる際には、見た目体型が丸く、脚毛が豪華でも平羽が多くないか、肉質の黒さが足りなくないか特に注意しています。 我家の烏骨鶏達も改良途中ですので、今年はそこに重点を置いて改良して、先は長いですが更には価値を決める一番ポイント、肉質の黒さを追及して少しでも上質に近づくことが出来ればと思っています。
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