HOME 交換会1交換会2[無料版] 交換会[BBS版] ドネーション
にわとり掲示板 にわとり画像掲示板鶏小屋掲示板
軍鶏板 ウズラ板にわとり質問箱

にわとりの飼育・購入販売に興味のある方は
にわとりのページ をご訪問ください。

NO.7174   発酵餌、初めの1歩  ももこ  09/06-07:49
いつも皆様のアドバイスから勉強させて頂いています。

この夏から岐阜の高原で250羽ほどのミニ養鶏所を独りで始めたばかりです。
この3ヶ月、世話の不慣れさと手不足で余裕が無く、
配合飼料をメインに大量の緑餌と野菜屑だけで過ぎてしまいました。
やっと少しゆとりが出来ましたので、常時揃う材料と女手だけで失敗無く作れる、
基本的な発酵餌の作り方を教えて頂けませんでしょうか。
毎日250羽分をホローすることは無理と思いますので、配合餌との
混合支給を考えており、鶏の品種はアロウカナ、奥美濃古地鶏がメインです。環境は豪雪地で、冬は−10℃もしばしばの悪条件です。

常備材料は「EM-1」と糖蜜に米糠、おから、籾殻、野菜くず、牧草(サイレージ)で、週末には鮮魚のアラと食堂の残飯が頂けます。

どうぞよろしくお願いします。



NO.7175   Re: 発酵餌、初めの1歩  佐藤瑞雲  09/06-08:22
> いつも皆様のアドバイスから勉強させて頂いています。
>
> この夏から岐阜の高原で250羽ほどのミニ養鶏所を独りで始めたばかりです。
> この3ヶ月、世話の不慣れさと手不足で余裕が無く、
> 配合飼料をメインに大量の緑餌と野菜屑だけで過ぎてしまいました。
> やっと少しゆとりが出来ましたので、常時揃う材料と女手だけで失敗無く作れる、
> 基本的な発酵餌の作り方を教えて頂けませんでしょうか。
> 毎日250羽分をホローすることは無理と思いますので、配合餌との
> 混合支給を考えており、鶏の品種はアロウカナ、奥美濃古地鶏がメインです。環境は豪雪地で、冬は−10℃もしばしばの悪条件です。
>
> 常備材料は「EM-1」と糖蜜に米糠、おから、籾殻、野菜くず、牧草(サイレージ)で、週末には鮮魚のアラと食堂の残飯が頂けます。
>
> どうぞよろしくお願いします。

〜〜ももこ様〜〜始めまして〜〜〜

良く理解できましたが?仕入れの生鮮食品残飯をもう少し具体的品別にお知らせ下さい。

此れから鶏は食べこみを開始しますから本格的な餌の作り方を皆様と語りたいと考えています、

餌作りとは地域の産業経済が大きく左右しますので、地質学的にもそこに生える雑草も大きく年間餌の供給は?バランスが決め手です。

又厳冬の鶏床は醗酵熱で暖かく保つ工夫も大事な仕事です。
気楽に質問をして下さいね皆様がお答えしますよ。

NO.7176   Re^2: 発酵餌、初めの1歩  ももこ  09/06-09:17
瑞雲さま

早々のアドバイス、ありがとうございます。
前回、鶏の足環でアドバイス頂いて助かっています。

残飯の内容は、和定食中心の小さな食堂から出る物ですので
普通の家庭の生ゴミの内容と同じような感じです。
魚のアラについては、北陸の鮮魚からさしみ・切り身を取った頭つきで、
私が食べたいくらい(^_^)です。
どちらも週末のみで、田舎なのでバケツに数杯しか出ません。

自然の恵みは豊富で、薬草混じりの雑草・腐葉土・落ち葉には事欠きませんが、
12〜3月までは雪で入手できないので、冬季は酪農材料(牧草サイレージ・籾殻など)でホローして
年間通して安定した発酵餌の基本をまずマスターしたいと思っております。

皆様、ご教授宜しくお願いします。

NO.7177   Re^3: 発酵餌、初めの1歩  佐藤瑞雲  09/06-20:24
> 瑞雲さま
>
> 早々のアドバイス、ありがとうございます。
> 前回、鶏の足環でアドバイス頂いて助かっています。
>
> 残飯の内容は、和定食中心の小さな食堂から出る物ですので
> 普通の家庭の生ゴミの内容と同じような感じです。
> 魚のアラについては、北陸の鮮魚からさしみ・切り身を取った頭つきで、
> 私が食べたいくらい(^_^)です。
> どちらも週末のみで、田舎なのでバケツに数杯しか出ません。
>
> 自然の恵みは豊富で、薬草混じりの雑草・腐葉土・落ち葉には事欠きませんが、
> 12〜3月までは雪で入手できないので、冬季は酪農材料(牧草サイレージ・籾殻など)でホローして
> 年間通して安定した発酵餌の基本をまずマスターしたいと思っております。
>
> 皆様、ご教授宜しくお願いします。

理解出来ました。
餌つくりでは基本の市販餌を初めは100%から90、80、70、60、50、40、30、20、最後は10%ですが?最終段階で100%醗酵飼料となりますが1ヶ年かけて切り替えるのです

此れで体を作り卵の産卵はなんら変わらない(餌のバランスを取る製作の準備)は自然界から集めるのですが秋の収穫時期には多くが集まりますので、雑草の種であれ茎と友に保管します例えば稲の刈り取り株の後から育ちモミを付けるモミワラ等は大切な醗酵餌となる宝です、腐葉土の集めるポイントは晩秋時期雪の積もる前に集積しますと微生物や昆虫の卵も活かせるのです。

残飯の蛋白源が多いいほどにバランスで青草を与えますが冬は青草が無くなるから補う、此れが醗酵飼料と先ず解釈すれば早く辿り着く方法です。

準備段階として(米糠で残飯を醗酵して45度辺りまで上げる訓練)
此れで温度が下がりますが〜〜パラパラの乾燥した物かと錯覚するくらいになるまで訓練をして下さい〜此れだと1ヶ月安定した餌になるのです〜此れが醗酵飼料作りの第一段階です挑戦して見て下さい。

NO.7179   Re^4: 発酵餌、初めの1歩  ももこ  09/07-00:31
瑞雲さま
丁寧なお返事、ありがとうございます。
完成された発酵餌を実際に見たことがないので、
本当に初歩的な質問ばかりですが、どうぞお付き合い下さい。

> 餌つくりでは基本の市販餌を初めは100%から90、80、70、60、50、40、30、20、最後は10%ですが?最終段階で100%醗酵飼料となりますが1ヶ年かけて切り替えるのです

鶏の様子をみながら、ゆっくり切り替えていけば良いのなら少し気が楽になりました。
市販餌と発酵餌を与える場合、市販餌は餌箱で、発酵餌は床に撒けばいいのでしょうか?
 
> 此れで体を作り卵の産卵はなんら変わらない(餌のバランスを取る製作の準備)は自然界から集めるのですが秋の収穫時期には多くが集まりますので、雑草の種であれ茎と友に保管します例えば稲の刈り取り株の後から育ちモミを付けるモミワラ等は大切な醗酵餌となる宝です、

雑草も刈り取って保管し、冬に刻んで米糠に混ぜ込むということでしょうか?

> 準備段階として(米糠で残飯を醗酵して45度辺りまで上げる訓練)
> 此れで温度が下がりますが〜〜パラパラの乾燥した物かと錯覚するくらいになるまで訓練をして下さい〜此れだと1ヶ月安定した餌になるのです〜此れが醗酵飼料作りの第一段階です挑戦して見て下さい。

この部分が良く分からないので、もう少し詳細を教えてください。
@これは嫌気性発酵になるんでしょうか。
A密閉容器に糠を入れ、水分を切った残飯を混ぜ込むまでは分かりますが、
その場合の糠と残飯の割合は? 
B毎日攪拌が必要ですか?
C残飯や魚のアラは大きいままでも分解されてパラパラになるものですか?
D上手く発酵したとして、仕込んで何日くらいで与えられるようになりますか?
E密閉容器は漬物用のプラスチック桶でも代用できますか?
F気温がマイナスでも発酵するのでしょうか。

質問ばかりになってしまいますが、宜しくお願いします。

NO.7180   Re^5: 発酵餌、初めの1歩  佐藤瑞雲  09/07-06:12
> 質問ばかりになってしまいますが、宜しくお願いします。

大学ノート2冊は問題が悩みが出ますよ醗酵を生かすとは春夏秋冬生き物は変化しますから10年間であれ毎日が気候変化との戦い?醗酵飼料の販売が出来ないとは(生き物販売であるから無理です企業が挑戦しないのは此れが原因です)惜しく出せる時期の難しさ。

1〜100%醗酵飼料となりますが1ヶ年かけて切り替えるのですか
餌の切り替えは初めて食べさせる場愛ですが大型鶏は10日間ぐらいで終わるのが普通ですが?小型鶏はデリケートですので時間をかけるのが好いですよ。

2〜 雑草も刈り取って保管し、冬に刻んで米糠に混ぜ込むということでしょうか?
冬の雑草繊維補給が目的です、基本的に青い葉緑素と繊維は違うのです餌製作前に藁きりで20ミリの長さにしますがモミ藁のメリットは存在する菌の活用です枯草菌等沢山含まれています。

準備段階として(米糠で残飯を醗酵して45度辺りまで上げる訓練)

> @これは嫌気性発酵になるんでしょうか。
違います好気醗酵からの挑戦です好気醗酵は45度が限界です
この訓練から始めませんと嫌気性発酵で繰り返しの問題が解決しません。

> A密閉容器に糠を入れ、水分を切った残飯を混ぜ込むまでは分かりますが、

密閉容器で作るのは熱で水分は飛ばずに汗をかく状態で有るがゆえに菌の増殖は無理です。

水分多は好菌増殖のジャマです、水切りの秘訣は(早く言えば布にくるみ洗濯機で脱水する)これが良く出来た水切りです即ち「入れる品物には水分が含まれているからです」

> その場合の糠と残飯の割合は? 
割合とは野菜が多かれば水分は十分に有ると言いう事す、(水分計算は総合的に判断此れが難しい経験で体得するしか教えは無理です
このあたりの訓練が大切です。

> B毎日攪拌が必要ですか?
好気醗酵は途中では拡販禁止、物が分解する時に自熱がでます「貯蔵前には充分に拡販ポイント物に米糠が吸着させる事が決めて」米糠が多ければ熱は即出ますが?品物に味付けが出来ないと解釈すれば良いのです。

> C残飯や魚のアラは大きいままでも分解されてパラパラになるものですか?

好気の場合は魚は一度炊き水を切り添加します(与える期間は50日間を平均限度)頭は生で与えるのがベストであり残る骨は嫌気醗酵に生かされます。

> D上手く発酵したとして、仕込んで何日くらいで与えられるようになりますか?

好気は3日目からですがポイントは熱で水分は飛び乾燥した状態からですが〜〜熱が足りなければ乾燥しない此れが悩みの種です乾燥を妨げるのが水分加多原因です(保存は無理即腐敗菌多)好気訓練とはこの事です。

> E密閉容器は漬物用のプラスチック桶でも代用できますか?

出来ますが保存が目的であれば口広の桶木製がベスト蓋をせずにモーフを(地かに敷き詰める事、水分は熱で蒸発し乾燥しますと好菌が繁殖するのです。

ナイロン袋の製作は水分が飛ばないから24時間で与えてしまう量を作る事、即ち腐る原因は此れです。(旨く出来ますと雑菌は付きません)

> F気温がマイナスでも発酵するのでしょうか。
大変良い質問です、夏は雑菌が繁殖しやすい。寒い時期に醗酵菌を生かす食品が日本には沢山有りますが?酒饅頭は寒い時期しか菌は醗酵は旨く行かないのです(寒さは大歓迎です)今からが本番〜〜夏に完成したと歓声を上げて寒い時期に温度が上がらずに悩む人多、此れが訓練の面白さ。

NO.7181   Re^6: 発酵餌、初めの1歩  ももこ  09/07-21:50
瑞雲さま

とても丁寧なご教授、誠にありがとうございます。
大変参考、勉強になりました。

さっそく挑戦したいと思っています。
今後もよろしくアドバイスをお願いします。

BACK  INDEX  NEXT

このWebページは豊中美術研究所が大阪・豊中から発信しています。田舎サイトもよろしく。