| |
ロン様 突然変異という言葉は便利ですが、まずは親鶏が持っていた遺伝子が表現型として現れたと考えるべきだと思います。飼育されている鶏種を見ますと、明らかに雑種であるのは大王です。よく「大王」と呼ばれている鶏は、肉用種「天草大王」の後代で、品種とは呼べず、原種天草大王×九州ロード、さらに元品種で言えば、ランシャン、シャモ、熊本コーチン、熊本ロード、白色プリマスロックの雑種と考えるのが妥当だと思います。 画像の鶏を見ますと、頚羽などに横斑遺伝子の存在が疑われます。各品種の遺伝子については良く判りませんが、「大王」雑種の元品種の一つ「白色プリマスロック(これ自体は劣性白)」の影響かもしれません。単冠、脚毛が無いことなどからも、「大王」雑種の可能性が高いとは思いますが、他品種においても、既に交雑されていた場合は、隠れていた遺伝子が発現することはありますので、他の飼育鶏も正しい鶏かどうか、一度疑って見た方が良いかもしれません。また、孵化させる場合は、どの鶏種の卵かを予め確認、明記しておくべきだったかもしれませんね。 |