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谷口様 鮮度保持のため冷蔵庫に入れるのは、低い温度で代謝を低くし呼吸等による消耗を少なくすることで長持ちさせる方法ですね。しかし通常の家庭用冷蔵庫では光が当たらないなど、植物にとっては良い条件とは言えず、消耗を止める事はできません。 植物が傷む原因は、水分不足(萎れ)のほか、野菜の種類にもよりますが、エチレン、雑菌の繁殖(腐敗)、栄養不足などがあるのですが、エチレンの発生や雑菌の繁殖を抑えるためには、薬品を使わなければならない(銀イオンが有効なのですが・・・)ので、餌に使う場合の使用は好ましくありません。従って、雑菌繁殖を抑えるために低い温度(雑菌の繁殖が遅い)条件で、栄養を補えば比較的長持ちするということですので、その一例を記します。 まず、萎れ防止のため十分に水揚げできるよう切り口を水の中できれいに切り返します。萎れている場合は、最初は深く水を張ったバケツに入れて十分に水揚げを行ってください。水揚げ後は、必要以上に深く水に入れないようにします(雑菌が繁殖しやすくなるため)。切花と同じやり方です。栄養補給のために、水にはショ糖(砂糖でもグラニュー糖でも可)2〜3%を加えます。置き場は、適度に光の当たる(光合成させる目的)屋外が良いです。一つの容器にあまり多くを詰め込まないほうが良いと思います(エチレンの発生を抑えるため)。これからの時期、外気も低いので、雑菌の繁殖は遅いのですが、水に栄養分としてショ糖を入れているため、徐々にですが雑菌が繁殖してくるので、適当に水換えを行います。 根の一部が付いた状態で頂いた場合は、状態にもよりますが、畑に植えても長持ちするかもしれません。 いずれにしても限界はありますが・・・、参考になれば幸いです。 |