| |
知人のリクエストで冷温庫の孵化に挑戦していました。 10日を経過し、最初の検卵をする日でした。 夕方玄関を開けたら、娘が冷温庫の扉を開け、必死の形相。
「帰ってきたら、温度が60度になっていたの!何とか助かってくれたら、何とか…。助かるように、何とか卵を冷まそうと思って。」 慌てて卵を触ると、まるでゆで卵のように熱くて、手の中でいつまでも熱を放っていました。
冷温庫の温度設定を確認すると、ちゃんと38度のままで、内蔵サーモスタットの故障のようでした。 「お母さん、あまり卵廻すの手伝わなかったけど、本当は私が一番、卵が育ってくれるの楽しみにしていたの。何とか、助かって欲しい。」そう、今にも涙がこぼれそうな娘に、なぐさめる言葉もありませんでした。
「ごめんね、一番残酷なところを見せて。残念だけど中まで熱くなっていて時間が経っているから、もう助からないわ。」 そう声を掛けて、片付けるしかありませんでした。 何ともうなだれた娘は翌日高熱を出し、新型インフルエンザに罹っていたのでした。 亡くなった卵たちのことを思いやって、何て付き合いのいい娘だと、愛しくてなりません。 知人のリクエストもありますが、娘のためにも落ち着いたら、また孵化に挑戦したいと思います。 今度はもっと用心して、冷温庫も取り替えて大切に扱いたいです。
…このような事故を防ぐためには、どうしたらいいのでしょうか? 別途冷温庫内にサーモスタットをセットしておいた方がいいのでしょうか? 冷温庫の孵化経験者の方、他の用心したほうがいい失敗例など、アドバイスいただけないでしょうか? すみません、聞くばかりで申し訳ございませんがどうぞよろしくお願いいたします。 |