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伽羅様 ある保存会の役員の方から次のようなご意見を伺ったことがあります。
「近親交配、即弱体、その反対で、雑種強健と考え、又、そのような結果に悩まされていましたが、20代以上の近親交配を重ねた純血種を飼育しましたが、予想に反して、大変強健で驚きました。 即ち、純血交配も手段次第で、強健になりうることを知りました。」
私の想像ですが、劣性遺伝子や致死遺伝子を選抜により排除して、交配を重ねていけば、品質の安定した良い血筋の鶏が出来る可能性があるのではないかと思っています。
劣性遺伝子や致死遺伝子を持った鶏でいくら交配を繰り返しても、いずれ絶えてしまう事も考えられます。
近交劣化を防ぎながら、いかに良い血筋の鶏を作っていくか、難しいですが、烏骨鶏で挑戦されるのも面白いかも知れませんね。
桂チャボについてはそんな気持ちもあって、今のところ他の系統を入れず、近親交配で継続飼育しています。
注)ここで言う劣性遺伝子は隠れて発現していない遺伝子で、近親交配で発現した時に異常となって現れる不良遺伝子の事を言います。 専門的にはヘテロが交配によりホモ化すると言うようです。 ホモ化すると異常となって現れる遺伝子と言ったほうが良いかもしれません。 |