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いまい田舎農場様、コピーですが素晴らしいです。
鳥インフルエンザ問題が連日マスコミをにぎわしていますが、結局、鶏を健康に飼うということが、何より大事だということです。 「野鳥がウィルスを運んで来た可能性があるから」と、今、とにかく鶏舎と外界を遮断しろと指導が来ます。鶏舎に入るのも消毒して、靴は履き替えて、車は車輪を消毒槽の中を通して・・・。 でも、鳥インフルエンザが発生しても、世界中の大多数の鳥は健康に生きているのです。自然の中の健康な鳥は、簡単には感染しないのです。隔離しろと言う前に、本当は、鶏を健康に飼いましょう、抵抗力の強い鶏を育てましょう、と言うべきです。でも、それを言ったら、日本の養鶏を否定することになってしまうので言えないですね。 窓もなく、日光に一度も当たったこともなく、ほこりとアンモニア臭で目も開けていられないような鶏舎でどうして鶏が健康でいられるでしょうか。 どんなに隔離しても菌は入ってきます。完全に防ぐことは不可能です。アメリカでは1983年にペンシルバニアの無窓鶏舎で1700万羽が鳥インフルエンザに感染し、処分された経験があったのに、2002年以降、無窓鶏舎で鳥インフルエンザが次々と発生ているそうです。 鶏は工業ではありません。命を飼うのです。「機械化、安く、大量に」このツケが鳥インフルエンザであり、「最悪5億人が死ぬ可能性のある『新型ウィルス』が出現するかもしれない」という鶏たちの復讐です。 確かに、うちは未来永劫、絶対大丈夫なんて、どこの養鶏場も言えないでしょう。うちも言えません。言えることは、今、うちの鶏たちは、いつも通り、寒い中でも元気・元気ということです。千種の清流、澄んだ空気、ゆったりとした環境の中で自由に動き回り、雪の中でもハウス農家の方から野菜くずをもらってきてやり、残留農薬の恐い輸入トウモロコシは一切使わず、西播磨の米や麦をベースにした安全な飼料。免疫力を高めるためエサ全体を発酵。・・・まず鶏を健康に飼うことに可能な限りこだわっているということです。
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