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ある書込みをコピーですが
遺伝子組み換え大豆:子ラット6割死ぬ 胎内、生後に摂取----ロシア科学アカデミー
ロシア科学アカデミー高次機能・神経行動学研究所のイリーナ・エルマコバ博士が、親ラットに遺伝子組み換え大豆を混ぜた餌を食べさせ、生まれた子ラットにも与える実験をしたところ、生後3週間までに約6割の子ラットが死んだ。遺伝子組み換え大豆の慢性毒性の可能性を示す初めての研究結果といい、6日に大阪市で開く講演会で報告する。 現在、大豆やトウモロコシなど遺伝子組み換え作物は日本でも大量に使われている。だが内閣府の食品安全委員会が定める安全性評価基準では、動物で安全性を確認する実験の義務はなく、慢性毒性などの実態はほとんど分かっていない。 イリーナ博士は、遺伝子組み換え大豆の粉末を毎日5-7グラム混ぜた餌を親ラットに交配の2週間前から食べさせ、妊娠中や授乳中も与えた。さらに、生まれた子ラットにも同じ餌で飼育した。 その結果、生まれた子ラット45匹のうち、生後3週間までに25匹が死んだ(死亡率55.6%)。一方、通常の大豆を混ぜた餌の場合、生まれた子ラット33匹のうち、死んだのは3匹(同9.1%)だけだった。
◇遺伝子組み換え作物に詳しい金川貴博・京都学園大教授(環境微生物学)の話 遺伝子組み換え作物による慢性毒性の調査例は少なく、子どもへの影響について初めて示した点で注目される。ただちに人間に当てはまるものではないが、遺伝子組み換え作物の安全面の研究を国が率先して実施する必要がある。
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