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19日目。ぴいぴい鳴き声とわずかなヒビ。 せめて殻に孔が開くまで待とうと思ったが、半日経過。進展無し。 ヒビは入ったが、まだ孔が開いてない。 手助けするべきなのか、まだ手を出さない方がいいのか。鳴き声が聞こえなくなるたびにドキドキする。また失敗するのか? 発泡スチロール箱の孵卵器。熱湯を入れた容器を入れてあり、湿度はかなり高いと思う。温度は37〜40度を保っている。
決心して、ヒビのところをピンセットでつつく。殻を少しはがそう。 内膜がまだ破れていない。やっぱりまだ早いのか?と思ったら、しまった!誤って、内膜を破いてしまった。雛がではなくて私が! どうしよう?覚悟を決めた。殻をどんどん破っていった。 生きた雛が現れた。息をして動いているけど卵の形に丸まったまま。目を開けない。 卵の内側は血で真っ赤。 あまり動かないと思った雛が 横になったまま足を動かし、かなり移動した。 他の卵の中で、寝相が悪いという感じ。やはり、保育器に移そう−。 不測の事態に備え、この発泡スチロールの孵卵器とは別に保育器の準備もしていた。(蜜柑箱大の発泡スチロールの箱に、空気孔をあちこち開け温度計をつっこみ、底には新聞紙を敷き、お湯を入れたペットボトル(保温用)をころがし、お湯を入れたマグカップ(加湿用)を置く。温度40−36度、湿度65−75パーセント確認。) …こうして、1羽だけ、手製の保育器に入って、3時間経ちました。時々足や首を動かし、眠っているという感じです。まだ羽はぬれています。早産? 自分で出てきたわけでないので、産まれる苦しみ(?)も知らず(殻をつつく仕事をほとんどさせていない)、過保護だなと思いながらも 何よりも生きて生まれてきたことに感謝。本当に感謝。今、私にできることは、温度36−40度、湿度を65−75パーセントに保つことだと思っています。乾いて可愛らしく普通に動くようになったら、毎日1度ずつ温度を下げよう。さて、残りの卵については…実はよくわかりません。手で触ってあまり熱を感じず、今回孵化できた卵とは差があるような気がします。心配です、まだ卵の子も、生まれてこれた子も。 |