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ニュースなどでこれだけ色々な情報がながれると、鶏飼人としては胸中複雑になってしまうのも私だけではないのでは・・・と思いお邪魔しました。大量の鶏をウィンドウレスにし一日に二回朝晩が来るよう電灯を調節し、病気にならないよう過剰な抗生物質などを投与し、お日様にも当てず、身動きのとれないケージの中で生産品として鶏を飼い続けてきた事は、インフルエンザだけでなく様々な病原菌の耐性を知らぬ間に強くしてしまったのではないかと思います。(人間のMRSAのように)ヨーロッパ方面ではここ数年、鶏や豚、牛などの家畜の飼育の場合、動物虐待などからの観点で1頭あたりの占有面積を確保しなければならなくなっているのだと、少し前に近所の養鶏場の職員が教えてくださいました。その基準だと日本の養鶏・養豚などはやっていけないコストになるのでそういう流れがくるとこまる、とおっしゃっていました。色々な立場や、考え方があることと思いますが、今一度人間中心ではなく、自然中心に考えないととんでもないしっぺ返しが来るような気がしてしまいます。何も知らないで庭を歩いている鶏と、その子達をこよなく愛する鶏飼人に幸あれと祈る日々です。 |