| |
ヒロタン様 画像の鶏は、セキショクヤケイとして飼われていたものです。海外のHPを検索すると、比較的多くのヤケイの画像を見ることが出来ますが、このような暗色のものは少ないです。純粋なものかどうかは判りませんが、熊本の動物園にも暗色のセキショクヤケイが飼育されており、このような地域変種がいるのかもしれません。一応、鉛色の脚、皮膚色などヤケイの特徴を備えていますが、過去に声良鶏様が掲載された韓国地鶏のように外国の地鶏には鉛脚のものが見られますので、決定的な特徴とは言えません。 セキショクヤケイは、家鶏のルーツであり、現在の多様な鶏種がこの鶏から生まれたことを考えると、人と鶏とが関わってきた歴史の深さを感じます。
ひよっこ様 ひよっこ様の鶏は、チャボではありませんね。地鶏と何かの雑種ではないかと思います。チャボは、親しみ深い鶏ですが、天然記念物の日本鶏の1品種で、大き目の冠、短脚、上方あるいは頭の方まで反り返ったようなピンと張った尾羽が特長です。この鶏にはそのような特徴が見られません。体重1.5kgでは、体もずっと大きいですね。チャボは雄でも体重が700〜800g程度です。 一般に、中小型の鶏がすべてチャボと思われている方は多いようで、私が子供の頃に飼っていた雑種鶏も、両親や近所の方はチャボと呼んでいました。チャボという呼び方が、可愛くて親しみやすいからかもしれませんね。 ひよっこ様の鶏は、茶色と白色が生まれるそうですが、劣性白という遺伝子を持っているからだと思います。高校(私の時代は)の生物で習った遺伝学を思い出せば判るのですが、劣性白を持っていれば、茶×茶でも茶と白の子供が生まれます。
|