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無声手術を受けました

NO.10759   無声手術を受けました  ちゃっぴー  2010/06/07
3月に、近くの鶏好きなおうちに貰われていった、東京烏骨鶏の卵から生まれた雄鶏「アンテナちゃん」、訳あって、うちに帰ってきました。
訳…「フワフワして、ちっちゃくて可愛い烏骨鶏が、こんな大きな声で鳴くなんて…。」というのが、貰ってくれたおうちの訳でした。

「誰か、買ってくれないかな?」そのおうちの人に、「アンテナちゃん」を預かっていただいた餌代をお支払いして、引き取ることにしました。
前からいた雄を、群から離して、アンテナちゃんを雌の群に入れました。

様子を見に行くと、アンテナちゃんは小屋の隅っこに隠れるようにいて、私の姿を見ると、膝に飛び乗ってきました。
アンテナちゃんの脚は、慣れない環境で、ガタガタ震えていました。


Re: 無声手術を受けました

NO.10760   Re: 無声手術を受けました  ちゃっぴー  2010/06/07
元々、アンテナちゃんが生まれたのは、当時家にいた東京烏骨鶏2世と同じ鶏が欲しいと頼まれたからで、全く同じ鶏になるようにわざわざ卵を取り寄せて、アンテナちゃんが生まれた頃、頼んだ人は気が変わっていました。
それで、貰ってくれる人を探したのですが、知らない人には有料で譲ったほうが大切にしてくれるとアドバイスを頂き、生後100日まで家で雛用の餌を与えて育ててから地元の人には無料で、掲示板では有料で貰ってくれる人を探しました。

元々の生まれから不遇なアンテナちゃんが、要らないからと戻ってきたので、ずっと手元で育てたいと思いました。

以前いた雄と、2羽になりました。
私が住んでいるところは、大きな住宅地です。
この住宅地だけで小学校は2つもあり、うちの鶏の声は、毎朝数百軒に聞こえています。
家族で話し合い、近所の人たちにも相談して、無声手術を受けることにしました。

Re: 無声手術を受けました

NO.10761   Re: 無声手術を受けました  ちゃっぴー  2010/06/07
家から車で1時間くらいの動物病院が、鶏の無声手術をしてくれます。
相談すると、先生はとても丁寧に教えてくれました。

鶏の鳴く部位は、心臓の近くで、気管の一部が振動して、大きな声が響くそうです。
鳴管というその部分を、震えないようにするのが、方法だそうです。

Re: 無声手術を受けました

NO.10762   Re: 無声手術を受けました  ちゃっぴー  2010/06/07
鳴管を、手術用の布で巻いて接着する方法で、難しい手術の部類で、手術中に亡くなるものもいるそうです。
また、手術後数年で、約半数は、体内の布が外れ、大声に戻るそうです。
手術の料金は、2羽で税込み5万2千5百円でした。

Re: 無声手術を受けました

NO.10763   Re: 無声手術を受けました  ちゃっぴー  2010/06/07
2羽の手術終了予定よりだいぶ遅れて、先生から電話がありました。
「今、やっと1羽が終わりました。烏骨鶏は、内臓の色も肉の色も真っ黒で見分けがつかなくて、とても難しい手術です。今日お返しはできそうにありません。入院して、明日の迎えにします。」

翌日、無事に生還した2羽を、先生とスタッフの皆様に心から感謝しつつ、連れて帰りました。
「大きな手術をしているので、数日は、安静にしてください。」
夜、自宅に着いて、小屋の止まり木に乗せると、前からいた雄の方は、早速雌を口説いていて、元気そうでした。
翌朝、もう雄叫びは聞こえません。
まるで囁くような、小声です。

判り難いのですが、手術の跡は、ここです。

Re: 無声手術を受けました

NO.10764   Re: 無声手術を受けました  ちゃっぴー  2010/06/07
退院後、元気がなくて時々座っていたアンテナちゃんも、すっかり元気になりました。
ずっと大切に育てていきたいと思います。

わかりにくいのですが、縫い目がこちらです。
動物虐待ではないか、と言われそうです。
環境や、人間関係から悩んで迷いながら、家族で出した結論です。
ゆったりした環境で鶏を飼っていらっしゃる方がうらやましいし、これが最もいい方法だったかは、今後ずっと私の中で、わからないままになると思います。

今後、卵を取り寄せて孵化させることもありません。
つらい手術に耐え、うちに戻ってきてくれたアンテナちゃんたちを、大切にしていきたいと思います。

NO.10765   Re: 無声手術を受けました  ルル  2010/06/07
ちゃっぴーさま

お久しぶりです!

無声手術や術後の心配等、本当に大変な日々であったと、

お察し致します。

でも、ちゃっぴーさんの書き込みを見て、何よりも嬉しかった

のは、この先ずっとアンテナくんがちゃっぴーさんと一緒に

居られるという事実でした。

私は鶏素人ですので、難しい事は分りませんが、自分の事の様

に嬉しかったです。



NO.10771   Re: 無声手術を受けました  Hima@管理人  2010/06/09
ちゃっぴーさん、
今回は「無声手術」の詳細なレポートをどうもありがとうございます。
他の皆さんにも、とても参考になる記事だと思います。これは永久保存級ですね。

>「誰か、買ってくれないかな?」そのおうちの人に、「アンテナちゃん」を預かっていただいた餌代をお支払いして、引き取ることにしました。

寛容な対応、敬服いたしました。
アンテナくんの健康をお祈りいたます。

Re: 無声手術を受けました

NO.10773   Re: 無声手術を受けました  ちゃっぴー  2010/06/09
ルルさま、お久しぶりです。
温かい言葉をかけてくださって、ありがとうございます。
アンテナちゃんを手放すことにしたときに、すごく気になさって下さったこと、よく覚えています。

アンテナちゃんは、時々見に行けるところで引き取っていただいて、嬉しかったのですが、縁あってうちに戻って来てくれました。

今回の手術は、検討するときも雄鶏の姿を見るとすごく申し訳なくて、ずっと悩んでいました。
手違いで生まれてきたことも無声手術も、アンテナちゃんにはとても申し訳なく思っています。

批判的な責めるご意見を覚悟していたので、暖かい言葉にとても救われました。
ありがとうございます。鶏たちを大切にしていきます。

Re: 無声手術を受けました

NO.10774   Re: 無声手術を受けました  ちゃっぴー  2010/06/09
管理人様、住宅地にいらっしゃって、素人の誤りだらけの行動を、怒らないでくださってありがとうございます。
元々飼わないのが一番良かったのでしょうが、終わったことは反省し、鶏を大切に可愛がって飼っていきます。

鶏は昼間も雄叫びをあげるようになり、この掲示板に、今まで何度か無声手術のことを知りたいような書き込みがあったので、同じ悩みの人もいると感じ、良くない部分も含めて、素人の選択肢の情報として書かせていただきました。

昔と違って、鶏を飼える人は、素晴らしい環境に住んでいる人、室内で飼える人、他人を気にしないでいられる人、頭がおかしい人…今回悩みつつ、相談した友人たちに、「世間からはそう思われるよ。」と言いにくいことを、きちんと言ってくれて感謝です。

鶏業界のシーシェパードみたいな人もいらっしゃると聞き、書き込みも躊躇しましたが、管理人様の言葉に感謝いたします。

NO.10776   Re: 無声手術を受けました  ルル  2010/06/09
ちゃっぴーさま

こんばんは!

アンテナくんは、決して手違いで生まれたのではなくて、
きっと、ずっとちゃっぴーさんの元に居る為に生まれ、
そして、必然的に引き取りを拒否され、一度は里親が見つかっ
たにもかかわらず、ちゃっぴーさんの元に戻って来てくれた
ような気がしました。

そう思うと、愛おしさが倍増!

アンテナくんたちは、雛の時から知っていますし我が家の
ウコにも似ていたので、本当に嬉しかったのです。


悲しい事に、ずっと一緒と決めていた我が家のウコは、
1才のお誕生日を待たずに、急死してしまいました。

これからずっとアンテナくんと一緒の
ちゃっぴーさんが羨ましいです。

毎日めそめそ泣いて主人を困らせておりましたが、
ある方のご厚意により、またウコちゃんを手元で育てられる
事になり、私も救われました。

必然的に帰って来てくれた、アンテナくんの画像楽しみにして
います!



 

Re: 無声手術を受けました

NO.10783   Re: 無声手術を受けました  ちゃっぴー  2010/06/13
ルルさま、足裏ツボ押しがお気に入りのウコちゃん、亡くされましたか。
ずっとお部屋で飼っていらっしゃったから、亡くされて、部屋のどこを見ても、ウコちゃんのことが思い出されて、つらかったことでしょう。
とてもルルさまと仲良しで、上手に部屋で飼われていて、いくつもの画像に癒されていました。
ウコちゃんの冥福をお祈りします。
そして、新しいウコちゃんとの暮らし、遠くで応援させて下さい。

アンテナちゃん、必然的に戻ってきてくれたとおっしゃって頂いて、すごくありがたいです。
うちの烏骨鶏たちは、休日は、家族が見守れるときだけ、庭で遊ばせています。
今日は庭で、散歩や砂浴びを楽しんでいました。

私のそばの木陰に集まってきて、土を掘ったり砂浴びをします。
私が移動すると、鶏もついてきて、私に一番近い木陰でまた砂浴びを始めます。
どの子も個性が豊かで、毛鬚種の雌とアンテナちゃんは特に甘えんぼで、靴やズボンの裾に口ばしを擦りつけてきます。
今日の画像は、そんなアンテナちゃんのアップです。上のNo.10773の頃からずいぶん大きくなりましたが、面影がありませんか?

幸い、家の鶏たちは皆元気にしてくれています。
いつか亡くなる日がくるのでしょうが、家で雛を孵すことはしないつもりです。
ご近所とも仲良く、ずっと鶏を飼いたいので、そのときはまた、雛を買いたいと思います。

私が子供の頃、家にいた矮鶏が大好きで、今鶏を飼っているように、庭の鶏が可愛いと目を細める娘たちが、将来自宅で鶏を飼うことができたらいいな、と願っています。
ルルさまの新しいウコちゃんの画像、楽しみにしています。

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